自分で好きなようデザインできるDIYは今とても人気があります。
しかしシャッター塗装を行う場合は、気を付けなければいけないポイントがいくつかあるのでご紹介します。

シャッターを塗装する前に表面を掃除すべき理由

シャッターを塗装する前は絶対に表面を徹底的に掃除し、綺麗な状態にしておいてください。
これからシャッターに塗装をするのになぜ今更表面の掃除を?と思われることでしょう。
その理由は、表面の錆やほこりといったような汚れを取り除くことにあります。

仮に、シャッターの表面が汚れた状態のまま塗装をしたとしましょう。
すると塗装後の仕上がりが悪くなってしまうことや、錆やほこりの影響でしっかりと塗料が定着せず、せっかく塗った塗料が通常よりも落ちやすくなってしまうことがあるのです。
それだけでなく、新しく塗り直した塗料の下で錆が広がり、シャッターの劣化や故障の原因にもなりかねません。

時間がかかるからとそのまま作業を開始するのではなく、必ずシャッターを掃除してから塗装をするようにしましょう。

シャッター塗装の注意点①:錆やほこりを必ず落とす

まず、シャッター表面に付着している以前の塗装や錆、ほこりなどを落とします。塗装や錆などは鉄ブラシや皮すきと呼ばれるヘラを使い表面を綺麗にしていきましょう。
この錆を磨いて落とす作業を「ケレン」といいます。

もし塗装が全面に及んでいる場合は塗装用の強力剥離剤を使用する手段もあります。
錆の上から塗装してしまうと、新しく塗装しても下から錆が広がる原因となりますので、このケレンはしっかりと丁寧に行いましょう。

この作業が終わったあと、ほこりなどを綺麗に掃除します。
錆の粉などを落とすため、可能ならば水洗いもおすすめです。
しかし電動シャッターの場合は故障の原因となりますので気を付けましょう。

錆びや汚れが軽微なものであれば掃除用のクリームを使用したり、水洗いや雑巾で拭くなど簡単な方法で落とすことができます。
しかし、深く浸食した錆や、強固にこびりついた汚れは簡単に落とすことができません。
そのような場合には前述の剥離剤の他、ワイヤーブラシや洗車用の洗剤などを使い強く磨いて汚れを落とす必要があります。

また、この清掃作業を行う際にはゴーグルやマスクなどを着用し、目や口から塗装や錆などが入らないようにするとともに、使用する薬品に応じて換気に気を付けて作業しましょう。

シャッター塗装の注意点②:スラットに合わせて横に塗る

塗装を行う際にはまずマスキング作業(養生作業)を行います。
塗料が付けかないように、塗装しない場所はマスキングテープやビニールなどをガムテープで貼っていきます。

まず1回目は下塗り剤を塗ります。

下塗り剤とは、塗料の密着度を高めたり、シャッターの保護をするために塗るものです。
下塗り剤を塗ることで塗装面が整えられ、その後に塗る塗料の定着が格段に向上します。
それだけでなく、シャッターが傷んでいる状態のところへいきなり塗料を塗ってしまうと、シャッターの塗装面が塗料を吸収してしまうことがあります。
そこで、下塗り剤を塗ることでシャッターが塗料を吸収してしまうのを防ぎ、シャッターをより長持ちさせることができるのです。

また、ここで利用する下塗り剤は錆止め入りの下塗り材がおすすめです。
錆止め入りの下塗り剤は金属の腐食・劣化を抑える効果があります。
錆止め入りの塗料を塗ることで金属の表面に錆止め成分の膜が形成され、その膜が錆の原因となる水分などをカットしてくれるのです。
通常の下塗り材ではこのような防錆効果は期待できません。

錆止め入りの下塗り材には色や成分ごとに様々な種類のものが販売されています。
そのため、それらの違いや特性を理解し状況に合わせた下塗り材を選ぶことが必要になります。

たとえば、下塗り材には白や黒といった色だけでなく、緑や青などカラフルな色もあります。
そのため、上に塗る塗料の色に合わせて選ぶことが必要です。

それだけでなく、成分に注意することも重要なポイントのひとつです。
錆止め入りの下塗り塗料は主に油性系のものと樹脂系のものに大別されており、それぞれ特徴が異なります。

基本的に石油系は乾燥までに時間がかかる分防錆性が高くなります。
それに対し、樹脂系は乾燥が早い分防錆性が石油系に比べて劣りますが、最近ではその欠点を補ったエポキシ樹脂を用いたものも登場しています。
シャッターの材質などに応じて適したほうを選ぶと効果的です。

シャッターに塗料を塗る際は必ずスラットに合わせて横に塗っていきましょう。
縦に塗ってしまうと連結部分に塗料が詰まり、開閉動作に支障をきたすことがあります、

下塗りを充分に乾かしたら同じ塗料で中塗りと上塗りを行います。
1度だけだとムラができやすいため2度塗りすると良いでしょう。
時間がない場合は2度塗りを省いても一応は問題がないのですが、下塗りだけは必ず行うようにしましょう。

また、薄塗りを心がけるのがポイントです。
厚く塗ってしまうと、シャッターが稼働しなくなる可能性があるからです。

DIYで失敗してしまう原因としてこの厚塗りがよく挙げられていますので、特に注意しましょう。

塗装は骨の折れる作業ですが、錆によって表面がデコボコになって動きの悪くなったシャッターの動きを改善する効果もあります。
そのような点についても意識して作業を行うと良いでしょう。

DIYで失敗してしまう原因としてこの厚塗りがよく挙げられていますので、特に注意しましょう。

シャッター塗装の注意点③:乾いてから上げる

塗装完了後は、少なくとも1日はシャッターの開閉を行わないようにしましょう。
数時間経つと表面が乾いて大丈夫なように感じますが、実際には中まで完全には乾いていません。

乾かないうちにシャッターを上げてしまうと、シャッターボックス内で塗料が固まり、塗装面にムラが出たり、塗料同士がくっついて動かなくなる可能性があります。

そのため数日間は天気の良さそうな風のない日に行うのがおすすめです。
塗料に目安の乾燥時間は記載してありますが、塗料の種類や気温・湿度によって変わってきますので念のために2~3日は様子を見ておいたほうが良いかもしれません。

また周囲に飲食店などの店舗がある、商店街の中などは営業妨害になる可能性があるので、人のいない時間帯に作業するようにスケジュールを組みましょう。

DIYをするときにシャッターの点検も行う

シャッターを安全に、そしてより長く使い続けるためにも定期点検は必須です。
シャッターを塗装するタイミングに合わせ、不備や故障が発生していないか点検しておきましょう。

もし、シャッターの動きが悪くなっているのに気がついたら潤滑剤を挿して動きを滑らかにしておきます。
そのとき使用する潤滑剤はオイルスプレーよりもシリコンタイプがおすすめです。
なぜなら、オイルスプレーはシリコンタイプに比べて汚れが付着しやすく、塗装前に使用してしまうと、汚れを落とす手間が増えてしまうことがあるからです。

電動式シャッターの場合は動きだけでなく対物センサーの電池も確認しておきましょう。
電池が切れている、あるいは切れそうだといった状況であれば電池を交換しておきます。
また、電池を交換したときはリセットボタンを押しておくことも忘れないようにしてください。

シャッターの動きが悪くなっていたり、対物センサーの電池が切れているとシャッターの劣化を速めてしまったり、場合によっては重大な事故を引き起こすこともあります。
DIYのタイミングに合わせてシャッターの点検もしておきましょう。

まとめ

DIYで行う場合は安価にできるのが魅力ですが、気をつけないと塗装が剥げたり、シャッターが動かなくなる場合もあります。
注意点にしっかり気をつけて塗装を行いましょう。