シャッター修理の前に要確認。状態確認で無駄な費用・工程を省ける理由
シャッターが重くなり修理に出す際、シャッターの全交換を勧めるメーカーがありますが、中の部品を交換するだけでなおることもあります。
中のバネを調整するだけのケースだと、シャッター全交換よりはるかに修理費用も安くなるので、覚えておいて損はありません。

シャッターが重くなる原因

最初はスムーズだったシャッターが重くなってきてしまう・・・。
その原因はなんでしょう。

シャッターが重くなる原因の第一位はズバリ「経年劣化」です。
日々劣化してしまうのはどうしようもないので、仕方ないことですが、日々のメンテナンスや早めの修理など、早ければ早いほど、安く修理できる可能性が高くなります。

お店などで使われている手動シャッターの場合、5年くらい経つと重くなり始めます。
少しずつ悪化していくので、10年から15年くらいでとても重くなってしまいます。なので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
では、シャッターのどの部品が原因で重くなってしまうのでしょうか。症例別にご紹介します。

シャッターの上げ下げのどちらかが重い場合

上下どちらかが重いときは、巻き取り用スプリングの力が弱っている可能性があります。この場合は、バネ調整が必要になります。目安として、シャッターが途中で止まらず、下がってしまったら危険信号です。

シャッターの上げ下げの両方とも重い場合

上下両方とも重い場合は、回転部分が油切れやシャッター表面に錆や外部要因による変形などが挙げられます。
油が切れると「キー、キー」という不愉快な音が鳴るのが特徴です。
市販の潤滑油で症状は改善できますが、変形などは業者に修理してもらいましょう。

シャッターが重くなる原因

シャッターが重くなる原因として主に以下の3点が挙げられます。

① スプリングが弱くなった
② 錆が発生している
③ 外的要因による変形や内部の不具合

まず①のスプリングの問題ですが、通常シャッターにはスプリングが設置されており、スプリングにあるバネの力によってシャッターが上がったり下がったりします。
しかし、そのスプリングのバネが弱くなってしまうと、シャッターを動かす力を上手く発生させることができず、動かすのに必要な力が大きくなってしまいシャッターが重く感じてしまうのです。

次に②の錆の問題ですが、錆が発生すると可動部分の動きが錆によって阻害されてしまい、滑らかなものとなりません。
それにより、シャッターが重くなってしまうのです。
また、無理やり動かそうとするとシャッターが破損してしまう可能性があることにも注意しましょう。

最後に③の変形などを含む内部の不具合ですが、シャッターは見かけ以上に繊細なものとなっており、少し強めに衝撃を与えてしまっただけで部分的に変形してしまったり、内部が破損してしまったりといった不具合を発生させてしまうのです。

シャッターが重く、修理をする際は、上記の3点について意識しながら行うと良いでしょう。

バネ交換だけだと全交換の約1/3の費用に


家やお店など様々な場所で使われている軽量シャッターの動きが鈍くなったとき、まずはバネをチェックしましょう。
軽量シャッターの動力のスプリングシャフトという部品です。

年数が経つと、バネ(スプリング)自体が錆びて伸びてしまい劣化すると、シャッターを上げ下げする機能が低下してしまいます。
バネだけの交換だと、シャッター全交換をするより1/3~1/4の費用で修理することができるので、修理費用が大きくかかることもありません。

バネ交換だけだと全交換修理の約1/3の費用に

シャッターの全交換をしなければならないというシーンは実はそれほど多くありません。
通常の用法に従った利用を行い、それと同時に定期的なメンテナンスさえしておけば、全交換しなければならない事態にそう簡単にはなりません。

しかし、次のような状態ではシャッターを全交換しなければならなくなってしまう可能性が非常に高くなります。

① 修理すべき箇所があるにもかかわらず、長年修理をしないまま利用を続けていた
② シャッターの耐用年数を大幅に超えたまま利用を続けていた
③ 動きの悪いまま無理やり動かし続けていた

上記3点のうち1つでも当てはまる部分があるのであれば、そのまま使用を続けるのではなく、即座に点検をし、修理や部品の交換など、必要な対応を迅速に行うようにしましょう。
特に、バネの交換だけで済む場合は、シャッターの全交換・修理を行う場合に比べ約3分の1の費用で済むため、早期に対応することをおすすめします。

繰り返しになりますが、シャッターにおかしい点があると感じたときは、速やかに点検を行い、必要なメンテナンスと修理を施すようにしてください。

鍵交換を忘れずに

貸店舗・事務所のオーナーさんや、新居者の方にぜひ覚えておいてほしいのが、転入居の際の鍵交換です。
シャッターの鍵はシリンダー部分の摩耗やバーの両端にあり、鍵をひっかける部分の変形や、埃の詰まり、バーのネジが緩んで動かなくなり、開閉できなくなってしまうことがあります。

シャッターが開かなくて、営業・始業時間になっても仕事が始められない・・・。
という状況は避けたいです。
なので、例えそのときに異常がなくても、物件の借主が変わったり、出て行ったタイミングで鍵交換をしておくことをおすすめします。

オーナーさんと借主のどちらが費用を負担するかはケースバイケースですが、鍵交換をすることで、リスクをぐっと減らすことができます。

鍵交換を忘れずに

シャッターの鍵が壊れてしまい、鍵をかけることができなくなってしまうとどうなるのでしょうか。
その場所が倉庫であれば、倉庫内に保管してある在庫品が盗まれてしまったり、工場や営業所であれば、機材や備品、貴重品などといったものが盗まれてしまったりということが想定できます。

また、鍵のかかった状態で鍵が壊れてしまうと、シャッターを開けることができません。
それにより、工場を稼働させることができなかったり、営業所に入れなかったりして、営業を開始することができません。
工場が稼働できなければ、製品を製造することができず、工場の稼働が遅れるほど大きな損害が発生します。
営業所に入ることができなければ営業活動を含めた会社の運営をすることができず、会社が立ち行かなくなってしまいます。

それだけでなく、場合によっては取引先への納品や連絡などの対応遅れてしまい、多額の損害賠償が発生する恐れもあります。

上記のような事態を避けるためにも、シャッターの鍵の交換や修理は必須です。

「スラット」の部分交換

みなさんはシャッターの「スラット」という部分をご存知でしょうか?
スラットとは、何枚もの横長い部材をつなげてすだれ状に組み合わせ、建物の中と外を分ける部分のことです。常に風雨にさらされるため、劣化が激しい箇所でもあります。
日焼けや錆などでスラットを交換するケースが多く、最下部にある水切り部分も腐食によって劣化し、交換が必要になることもあります。
ただ、一部が壊れたから即全面交換、というわけではありません。スラットは各部分で取り外し可能なので、一部改修だけで済むこともあります。
どちらにせよ、虫歯と同じで放っておいても悪化するだけなので、相談して適切に対処してもらいましょう。

シャッターの「スラット」の部分交換

スラットを修理する場合、レールから外して対象となるスラットの部分を交換したり修理したりするため、部分交換といえどもある程度慎重さを要する作業となります。

また、スラットの部分交換をした際、新しい部分と古い部分とで境目が目立ってしまうこともあります。
そうなってしまうと、お店の外観を含めた評判などにもかかわるため、全交換をする必要がでてきます。
機能面では問題がなくても、見栄えの面で全交換が必要になるということも頭の片隅に置きましょう。

また、あまりにスラットの破損がひどい場合、見栄えが良くない場合と同様にスラット全体を交換しなければならないこともあります。
スラット全体の交換は作業に必要な時間とそれに伴う費用も大きくなります。

可能な限り部分交換で対応することができるよう、使用方法やメンテナンスについて確認しておくことはもちろん、少しでも異常を感じたときは速やかに専門の業者や知見のある方へ相談するようにしてください。

修理はプロに任せるのがおすすめ


シャッターの上げ下げが重くなっていると開閉が大変です。早めの修理が必要です。
「業者に頼んだら高くなるかも・・・」と、バネ交換やヒンジに潤滑油を吹きかけるなど、ネットで調べて自力で修理してみる人もいるようですが、あまりおすすめしません。劣化したバネが作業途中で切れ、シャッターが体の上に落ちてケガしてしまう危険性があります。またバネやスラットの交換には特殊な工具と経験がなければ、上手くいかないことがほとんどです。

結局、自分では修理できずに業者に頼むことになり、時間と費用を無駄にしてしまうケースがとても多いのです。

シャッター修理はプロに任せるのがおすすめ

「日曜大工なら慣れたもの」「昔からこういった作業には自信がある」そういった方の間では、プロに頼むことなく自分自身で修理をされているというパターンが多く見受けられます。

しかし、自身で行う修理は適切な方法といえず、処置が不十分な状態であることも少なくないうえ、かえってシャッターの負担となっていることもあります。

そこで、シャッターの修理やメンテナンスにおいては、些細な点においてもプロに依頼するようにしましょう。
プロの目であれば、問題点を素早く特定し、必要充分な処置を迅速に施すことができます。

またそれだけでなく、今後問題となってくるであろう部分についても先回りして処置を施したり、処置する必要がないレベルのものであっても告知してくれたりするなど、素人の目では行き届かない細かな部分についても目を光らせてくれるのです。

長い目で見たとき、プロに依頼したことで結果的にトータルの費用が安く済むことになったということも珍しくはありません。

まとめ

シャッターは、時間の経過とともに劣化が進んでいきます。日常生活ではなかなか気づけないのですが放置し続けると本来持つ機能を果たすことができなくなってしまいます。

シャッターの上げ下げがスムーズに行えないと気づいた時点で、部品の修理だけでも早めに対処すれば長く使い続けることが可能です。
ポイントはバネの状態。「ちょっと重いかな・・・」と思ったときはまず確認してみましょう。

部品交換を行うことで、全交換することなくシャッターも軽くなります。
シャッターの重さで悩んでいる方は、ぜひプロに一度相談しましょう。